フラットベンチ HAシリーズHA-L，HS-L，HA，HS

フラットベンの特徴

アルミハニカムベンチやスチールハニカムベンチまたは非磁性材料など、お客様指定の材料を使用したカタログ標準外寸法で製作します。
ハニカムベンチの共振周波数をご指定の場合もご相談に応じています。
ハニカムベンチ内部の温度安定化が必要な場合、ご相談に応じます。
ハニカムベンチ上のタップ穴に液体が流れ込んだ後に吸出したり、小部品が落ちた場合に取り出すことができるよう袋タップ構造も製作します。
ハニカムベンチ内部に、ハイダンピング（高度な制振性）を目的にした構造で製作します。
ハニカムベンチ側面にコンセントボックスを埋め込み、コードの処理をスッキリできます。
非防振の状態でハニカムベンチを使用したのちに、防振架台を組み合わせることもできます。防振架台も標準型のほかに、ハイダンピング方式の架台を製作します。
アルミハニカムフラットベンチは当社のみが製造しています。

フラットベンチ（アルミハニカムベンチ&スチールハニカムベンチ）と架台の組み合わせ

実験目的や床の荷重制限などにより、ハイダンピング型ベンチおよび架台またはハイダンピング型ベンチと標準架台の組み合わせ。アルミハニカム型またはスチールハニカム型をお選びできます。

※詳しくは定盤の選択方法をご参照下さい。

ダンピング（制振）技術

h-HA&h-HSのハニカムベンチにハイダンピング機構を装着しています。ハイダンピング機構は、空気ばねによる防振と同様に制振作用を持つ重要な技術です。制振技術は振動変位に対する抑制効果を得ることができ、ベンチを叩いたときの「鳴き」は振動変位が生じたときに起きる現象ですが、このような「鳴き」に伴うベンチの動きを最小限にすることができます。

ダンピング効果測定例…ハニカムベンチ
下記データは、アルミハニカムベンチの「ハイダンピング機構」を装着する前と装着後のダンピング状態をコンプライアンスデータによって、一定の力に対する変位の周波数ごとに減衰している状態を表わしています。また、加速度の減衰状態は時間で表わしています。

ハイダンピングアルミハニカムベンチのコンプライアンス曲線

「ハイダンピング機構」無し/使用ベンチ:HA-2010（左側）　・「ハイダンピング機構」有り/使用ベンチ:h-HA-2010（右側）

ハイダンピングアルミハニカムベンチの加速度減衰データ

・「ハイダンピング機構」無し/使用ベンチ:HA-2010（左側）　・「ハイダンピング機構」有り/使用ベンチ:h-HA-2010（右側）

解析技術・解析結果

解析技術
ハニカムベンチの設計段階において搭載機器に求められるベンチの剛性、特に特定周波数の変位に留意しなければなりません。モーダル解析や周波数応答解析や静的解析によって最適性の情報を得る手段として解析技術を使います。解析を行うことは、高分解能機器を搭載する揺るぎない土台の部分を担うハニカムベンチの大切な条件です。

解析結果
（当社では、カタログ標準品のハニカムベンチについてすべての解析データを保有しています。）
ハニカムベンチを実測し、そのデータをもとに解析を行うことで、より正確な変形の方向性と周波数を知ることができます。また、周波数応答解析を行うことで、ハニカムベンチの最大変位量を知ることができます。
※詳しくは解析資料をご参照下さい。

フラットベンチ&フラットボード HA-L，HS-L，HA，HSの仕様

標準仕様

個別仕様

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