小型機器地震対策用 二次元免震スライダー
写真:二次元免震スライダー
【特許出願中】搭載物を巨大地震から守ります。
・職人による手作業で作られた再現性のない貴重な物
・高価なもの、購入予算が得にくいもの
・小型のデシケーターや小型実験装置等、
貴重なものを守るため様々な場面でご使用頂けます。
・高い免震効果を持ちながら、消耗品費用内で購入できる低価格品です。
概要
東日本大震災から早3年が経過し、話題に上がることも少なくなってきました。
しかし南海トラフや首都直下地震、東日本大震災の余震等、日本中でいつ大きな地震が起きてもおかしくないのが現状です。いくら備えても備えすぎることはありません。危機意識の薄くなってきた今こそ備えるべきであると考えます。
二次元免震スライダーは、2枚の薄いステンレス鋼板で出来ています。
原理は大変シンプルなもので、板の間の低摩擦力を利用して免震効果を発揮します。
特徴
●加速度の減衰率90%以上を達成
二次元免震スライダーは2枚のステンレス鋼板の摺動面に低摩擦を可能とする特殊加工を施してあります。特殊加工により、水平方向の地震動の加速度を二次元免震スライダー上で90%以上減衰させることに成功しました。
また、ただ動くだけではなく、被害の起きはじめる震度4~5弱程度で作動するため頻繁に起こる震度1~2程度の揺れでは動きません。性能についての詳細はページ下の動画をご覧ください。
●薄さ
1ミリ厚の非磁性ステンレス鋼板2枚を主に使用しているため、全体の厚みは約2ミリ。周囲の邪魔になることもなく、搭載物もスライダーを使用する前と同じように使用していただくことが出来ます。
●オプション
【ストッパー】
スライダーの上面板に搭載物の移動を一定距離で止めるため、下面板にストッパーを設けることが出
来ます。内面にクッションを貼り付けることで衝突時の衝撃を和らげます。
【搭載物固定用ピン】
スライダーの上面板に搭載物を固定するためのピンやフックを設けることが出来ます。
上面板としっかり固定することにより、搭載物の転倒を防ぎます。
(ナイロン糸や固定用ベルト等を使用して固定してください)
※その他のご相談も承ります。
性能
水平加振実験1
重さの原器を模したガラス球を二次元免震スライダー上に搭載し、最大約1900galの加速度で水平方向に加振しました。
加振台上の最大加速度:約1900galに対し二次元免震スライダー上では166galと、加速度減衰率で
90%以上を実現しました。
水平加振実験2[ペットボトル比較]
ペットボトルに水を入れ、二次元免震スライダーの有無を比較しました。 上の動画同様、最高加速度は約1000galです。 水面の波の立ち方にもご注目ください。
仕様
素材 | 非磁性ステンレス |
免震方法 | 特殊低摩擦加工と震動減衰用低摩擦材による |
サイズ | 400*400*2mmT,450*450*2mmT~ |
オプション | ストッパー 搭載物固定用ピン又はフック |
付属品 | 設置面固定用テープ・丸型水準器 |
※設置の際は平らな傾きの無い場所に設置してください。
免責
・二次元免震スライダーの能力を上回る地震が発生した場合の搭載物の損傷。
・地震による建物の倒壊等による本装置と搭載品の損傷。
・津波などによる冠水や火災等の災害。
・カタログに記載された仕様以外の条件で生じた搭載物の損傷。
・本システムの使用者以外の第三者による機能の調整を行った場合。
その他
・機能・性能改良のため、予告無しに形状・外観寸法・写真・仕様等を変更することがあります。